みなさん、こんにちは。
7月末にトロントで第一子を出産しました♡
可愛い天使に毎日癒されてますが、出産は想像を絶する体験だったので、備忘録としてブログに残しておきたいと思います。
みんなに聞かれる『カナダで出産ってどんなん?』を文章にしてみたので、読んでみてね♡
破水から出産までの時系列
カナダは、国民保険で医療費が賄われるので、妊娠中検査費、エコー費、出産費、入院費ももちろん無料。
だから、出産してから、退院までもすぐ(通常の出産なら、出産してから24時間で退院)。
知ってたけど、あの痛みを知ってからは、こんな短時間で出されるなんて信じられへん。。。😱
という訳で、まず私の出産までを時系列で書いて見たいと思います。
ちなみに、娘は予定日の2週間半前に生まれてます🌷
3AM 自宅で破水
3:25AM Uberで病院へ(たまたま旦那は家におらず😅)
3:40AM 病院到着&受付。
4AM 急患用の部屋で色々検査(羊水検査、血圧、体温とか)この時点で子宮口3cm
『しばらくここで休んでて』って言われる。仮眠1時間
6:40AM 分娩する部屋へ移動。
30分~1時間毎に看護師が来て、心拍、血圧、体温チェックしてくれるけど、全く陣痛来る気配なし。
9:00AM 陣痛が全く来ないので、看護師が『IV入れるわね😊』って言って点滴みたいなん入れてきた。
(IVって何?!?!?)➡陣痛促進剤だと後から知りました。
そして、『Misoも飲んで💊2粒ね』…何故か飲む直前に私のせいで1粒行方不明で1粒だけ飲むことに。。💊
(ミソって何!?)➡Misoprostolの略で陣痛促進剤と後から知りました。
両方看護師の説明から『陣痛促進剤』だろうってことは理解してましたが、聞いたこと無い医療単語に不安😱
11:00AM 義母到着。旦那が病院に向かってるけど、まだ時間がかかるので一人じゃ心細いだろうと義母が来てくれた😍来るって知らんかったから嬉しい。。。😭
11:30AM まだ陣痛が来ないので、Misoをもう2粒追加で飲む💊。
12:00PM 義兄夫婦到着。こちらも、1人じゃ心細いだろうと来てくれた。病室には2人しか入れないから、ここで義母帰宅。
兄嫁が色々話しかけてくれたけど、急に陣痛来た!!痛すぎて喋ってる所じゃない。。。
陣痛感覚とかメモしたかったけど、義兄夫婦が喋りかけてくれてるから、痛み我慢と作り笑いで精一杯。
しかも、陣痛って思ってた痛みと違う。。。
だから最初、陣痛なのか、なんか急にお腹痛くて💩したいだけなんか、分からんかった(笑)
気づいたら陣痛感覚4分!!薬効きすぎやん😱
12:30PM もう喋るのも無理なくらい痛すぎるから、思い切って義兄夫婦に、『陣痛来たかも!もう感覚が4分間隔や』って言ったら、もうすぐ生まれるかもやなって気を遣って帰ってくれた(笑)
13:00PM 旦那到着。陣痛の感覚は短くなって、すぐ1~2分間隔に。。。痛すぎて看護師さん呼ぶ。
私『痛いすぎるから、無痛分娩の注射打って下さい💉』
看護師『陣痛促進剤飲んだから、あと3~4時間は無痛分娩の注射打てないわよ』
私(えーーーーー陣痛1分間隔で来てて、こんなに痛いのに3~4時間も待てへん😭)
『痛すぎるんで、なんか薬下さい😭』
看護師『モルヒネ打つ?先生呼んでくるわ』
って言ってくれたけど、麻酔できる先生が1人しかいなくて、全く来ない😓
14:00PM モルヒネ投与。が、全く効かず、ひたすら痛みに耐える。。。
16:15PM ようやく無痛分娩の注射を腰に打ってくれた。陣痛が痛すぎて、この注射全く痛くなかった。
17:00PM 分娩に向けてトイレ行かなくて良いように、カテーテル入れる。
18:30PM 子宮口8~9cm
20:15PM 子宮口9.5cm
21:05PM いきみスタート!!
経産婦さん教えて~。いきむ時って、こんな分娩台でいきむのを想像しとった私。
恥ずかしみも取っ払って、お股広げて、足を足おきに置いていきむスタイル。
私の病院は、こんなんじゃなかった。
陣痛始まったら、自分で自分の腕を太ももの下にかけて、いきむ!(足かける所が無い😮)
右足は旦那が支え、左足は看護師が支えていきみサポート。
思ってたんと違う(笑)
22:10PM 子宮口10cm。この後、さらに2時間いきみ続けるけど、
看護師『Not even close(うんともすんとも。。。)』
無痛分娩って陣痛の痛みはあるけど、おへそから下の痛み無いから、ちゃんといきめてんのか分からんかったー。
陣痛は痛いのに、いきむ時は痛くない不思議な感覚。。。
ほんま、ありえへんけど、痛くないから看護師の英語を聞いて『ほ~こう言うんやって』笑けそうになる自分を、いきみながら抑える(笑)😂
看護師『Harder!! More harder!!More!!More!!』
1:00AM いきんでも、全く出てくる気配が無いので、医師と看護師から、2つの選択肢を与えられました。
帝王切開するか、下から器具を使って赤ちゃんの頭を引っ張り出すか。
でも、器具を使って赤ちゃんを引っ張り出しても、出てこない場合は、帝王切開になります。
今で出てこないのに、器具を使って引っ張り出せるのか😥
お股も裂ける上に、もし出せなかったらお腹も切ることになる。。
破水してから24時間以内には赤ちゃんを出さないといけないってのがあって、時間も迫っている。
旦那は『サヨコの意思に任せる!』って言うてくれたので、『帝王切開』を選びました。
1:30AM 手術室へ。
段取り良くて、早い~、でも私1人に対して、10人くらい医師や看護師がいるー(そんなもんなん?)
そしてまた腰に麻酔打たれる。
麻酔効いてるかチェック。
麻酔の先生が、鋭利なものを私に当てて『これ感じますか?』
私『はい!感じます』
麻酔の先生『え?鋭利なもの当ててるの感じますか?』
私『え?感じますけど😥』
麻酔の先生『もう麻酔打ってから7分経つから効いてるはずなんだけど。。。』
私(知らんがな。。。)←口に出してません。
麻酔の先生『じゃ、あと3分待ってみましょう』
~3分後~
麻酔の先生『これ感じますか?』
私『感じます』
麻酔の先生『え。。。』
気まずい雰囲気が流れる中、他の医師が私のお腹を切り出した!!!
私『痛いーーーーーーー!!!!!!😭😭😭😭』
他の医師『あーーーごめんごめん』
私(ごめんじゃねーよ)
麻酔の先生『麻酔が効かないので、全身麻酔に切り替えましょう!』
私『それってどれくらい眠ってますか?』
麻酔の先生『30分から1時間くらいだよ』
なんか、急がれてたんか、早く承諾しなきゃいけないっぽくて、旦那も手術室に入って来る予定が、全身麻酔に切り替えたからか入って来れなくて、1人でめっちゃ不安やった😰
もし、なんかあって、このまま目覚めへんかったらどうしようって思いのままマスク付けられて、あっという間に眠りについたよう。。
1:50AM 子ども誕生♡
2:30AM 私目覚める。
目が覚めたら、目の前に旦那がいて、『女の子だったよ♡』って言われて安心して号泣😭😭😭
私達は、生まれるまで性別はお楽しみにしてたので、性別分かってホッとした。
積み重なる不安と、子どもが生まれてホッと安心したのと、生まれる瞬間見れんかったのと、色々感情が混ざって旦那の前で暫く泣き続けました。
3:30AM 自分たちの部屋に運ばれて、ようやく一息つけました。
破水してから出産まで約23時間。
長かった~でも全ての人に感謝💛
出産から退院までの時系列
そして気になる退院までの時間。
通常分娩なら、24時間以内に退院。が、今回帝王切開だったので2日間と思っていました。
看護師に『私、どれぐらいで退院ですか?』
って聞いたら『36~48時間以内だよ』っていう回答。
出産してすぐは、全身麻酔がまだ効いてたからか気付かんかったけど、お腹切ったとこめっちゃ痛い😰
という訳で退院までの時系列はこちら↓
3:30AM 手術室から個室へ移動。
寝たい所やけど、1時間毎くらいに看護師がチェックしに来るので、寝れない。
9:00AM 傷口が痛すぎて6時間毎に痛み止め貰い続ける。
痛み止め飲んでも、痛みが治まるわけじゃなく、むしろ全く効いてない。
そりゃそうよね、お腹切ってるんだもんね。
12:00PM 看護師が尿の管を外しに来た!
『トイレまで歩いて!手伝うわ😊』って言われたけど『歩くなんて激痛やもん無理無理😨』って内心思ってた。
通常5秒ぐらいでいける距離を5分くらいかけてチビチビ移動。。。
痛すぎる😱帝王切開の後に、こんな痛みがあるなんて想像してなった。。。
そこから、トイレまで何度も歩かされ、痛さで気絶しそうやったー出産のときの痛みと全く違う痛み。
全国のお母さん、ホンマに尊敬しかないー。みんな、こんな痛みに耐えてたのね。。。
日本にいる私の姉が子供3人いて、3人とも帝王切開やってんけど、この痛みに3回も耐えてたなんて考えられへん。凄いわ。。
それと通常、入院費が無料なんだけど、3~4人部屋。
今回旦那が、それじゃ身体が休まらないだろうって個室を有料で取ってくれたんだけど、マジで感謝。。。
2:00AM 娘の体調チェック。
生れてから24時間経ったから、身体チェック。
3:30AM 黄疸(jaundice)の数値がちょっと高めなので、その対応(退院まで)
ここからは、仮眠とったり、トイレまでまた歩いて!って言われて歩いたり、ひたすら痛みと闘う。。起きられないので、ベビーのケアは旦那がやってくれました。
朝、義母が来たり、義兄家族が来たり、気を遣って疲れた。
写真好きの兄嫁が、めっちゃ写真撮って帰ってったけど、送られてきた写真に写ってた私の顔は葬りたいくらい酷い顔やった😫
見返すことはないでしょう(笑)
14:30PM 看護師から『ベビーのチェックしてOKだったら18:00に退院です』と突然告げられる。
もう一泊するもんやと勝手に思ってたからビックリ😱
退院まで、看護師に出来るだけ歩けと言われて、旦那に支えてもらいながら、病室の廊下を一回り何度か歩きに出る。
18:00PM 病室を出て退院。
看護師『明後日、ベビーの検診だから、15時にまた来てね~Bye😊』やとさ。
手術終わってから40時間で退院。1泊。
病室から、亀より遅いスピードで下の階に移動して、車に乗り込み、家までの車中、車がドンドン揺れる度、激痛が走る。
この痛みがある程度取れるまで、1週間以上かかりました。
家にある痛み止めを全て飲み干し、買い足しに行きましたよー。
こんなに痛みがあるのに耐えられたのは、無事に生まれてくれた娘のおかげ。
毎日の癒しです♡
個室の料金
最初に書いたように、カナダでは国民保険で、医療費が全て賄われます。
今回妊娠から、出産に至るまでの検査費、出産費、帝王切開も、入院費も全て無料。
ただ、入院の時は、大部屋(3人以上部屋)が無料。
セミプライベート(2人部屋)とプライベート(1人部屋)は有料。
希望しても、空きが無い場合は、無理なこともあるそうです。
私が滞在した病院での料金
セミプライベート…255ドル(約27,000円)
プライベート…305ドル(約33,000円)
トロントの平均からしたら、ちょっとだけリーズナブルかも。
でも、大部屋でも1日しか滞在せんし、無料やしで、プライベートルームなんて一切考えてなかった私。
旦那が『プライベートルームにしよう!』って言ってくれた時は『え??マジで??いいの?高いし』
って思ったし、言ったけど、旦那は『体休めて欲しいから、喜んで支払うよ』って言ってくれた。
結果的に、家族も気兼ねなく訪問できたし、旦那も付きっ切りで夜通しケアしてくれたし、有難かった~。
人によっては会社の保険とかで、賄われたりするから、入院予定の人はこの値段を参考に、セミプライベートやプライベートの部屋を考えても良いかも😆
まとめ
トロントで出産する場合、通常出産であれば、病院での滞在時間は出産してから24時間。
帝王切開の場合でも、出産してから36~48時間以内に退院。
信じられないよね😮
日本での出産は5日間くらいの入院、帝王切開の場合は10日前後の入院って聞きました。
その手厚いサポートをトロントにも欲しい(笑)
出産記事ついでに、質問の多かった『カナダで出産後の病院食ってどんなん?』っていう問いに次回の答えようと思います。
今日も元気に育児頑張ります♡
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