キングストンと聞いて、ジャマイカの首都を思い出す人も多いはず。
日本ではあまり知られていないですが、ここカナダにもキングストンという都市があります。
トロントから東に約260キロ、車で3時間もあれば行けてしまうんです。
そこで今回はトロントから日帰りでも行ける古都キングストンをご紹介!!
キングストンってどこにあるの?
キングストンはオンタリオ州トロントと、ケベック州モントリオールの調度中間にあります。
東のオンタリオって言って方が分かりやすいかも。
1200キロも続くセントローレンス川の起点でもあり、リドー運河の西の端でもあります。
沢山の島がありことでも有名で、Thousand Islandsって言う名前で観光客にも人気のエリアはキングストンの東側。
歴史的建造物の多くは地元の石灰岩で作られていることから、Limestone Cityと呼ばれてます。
ちなみにトロンロ市内にある州議事堂も、旧市庁舎も、このキングストンから持ってきたライムストーン(石灰岩)で作られてます。
この石灰岩で作られた建物は、維持するのがとても大変!!ってことでトロント市内でこの石灰岩を使って建てられたものは、もうこの2つだけ。
どんな都市??
キングストンは実はカナダの最初の首都が置かれたところ。古都なんです。
地形から見ても分かるように、オンタリオ湖の東の端、セントローレンス川の起点の場所ということで経済面でも軍事面でもとっても重要な場所だった訳です。
でも首都が置かれていたのは1841~1844年の3年間。とっても短い。
その訳はアメリカと何度も戦争してきたという歴史にあります。
キングストンの位置は敵国アメリカとの国境線と近いことから、狙われやすい。。
といことで、その後首都が点々とし、最終的にもっと内陸にあるオタワに移されました。
カナダ初の首都と言っても、カナダがイギリスから完全に独立したのが1867年。
ん?合わない。
1841年はアッパーカナダ(今のオンタリオ州)とローワーカナダ(今のケベック州)が統合され、Province of Canada(連合カナダ植民地)になった年。
その最初の首都がここキングストン。
カナダの初代首相ジョン・アレクサンダー・マクドナルドの出身もここキングストン。
ちなみに現男前首相トゥルドーさんはオタワ出身。
首都の期間は短く、その後移転が繰り返されたけど、それでもこの町には産業がいっぱい。
観光業、大きな軍事施設、刑務所9カ所を含む政府機関、カナダの名門大学クイーン大学等教育機関、ヘルスケア、農業、製造業などなど。
それにともなって人口も毎年増えております。今都市圏を含めると16万人くらい。
キングストンってどういう意味?
先住民族のカタラクイ族が“King’s Town”と呼んでいて、訛りに訛ってその後Kingstonと呼ばれるようになりました。
これには色んな意味があって、原住民の言葉で、“隠れ家”、“攻略できない都市”、“川と湖が交わる場所”、“水の中に立つ岩”というような意味があります。
昔から水の影響が大きく、強い町やったんかなー
オススメ観光場所は?
Kingston, ON K7L 2Z3 カナダ
キングストンの街はとってもシンプルで分かりやすい。
市庁舎を中心とするダウンタウンと、フォートヘンリー(砦)や軍事学校がある対岸のNavy Bay周辺とに分かれています。
ダウンタウン周辺だけなら1~2時間もあれば全部見切ってしまいます。
まずはダウンタウン周辺
市庁舎(City Hall)
1844年からこの町を見守ってきたドーム屋根の市庁舎。
歴史を感じれるここは春から秋にかけて、内部見学のガイドツアーも行われてますよー。
https://www.cityofkingston.ca/explore/culture-history/history/city-hall
その裏っ側には
マーケットスクエアー(Market Square)
だだっ広い市庁舎裏では、マーケットやってるよー
ガレージセールみたいに見えたけど。
掘り出しものが見つかるかも。
市庁舎向かいのConfederation Park内には。。。
KINGSTONの都市名アート
『I』の部分がないから、観光客は『K』と『N』の間に立ってパシャリッ✫
カナダにはこんな洒落たもんがチラホラあります。
ここは市庁舎向を背にして向いの湖側にあるよ~
こういうの全力でやりたい♡
アドバイスとしては色の付いた服を着ていくこと!黒だとあんまり見えない。。
機関車の展示
ここには昔駅もあったらしく機関車が年中展示されています。
蒸気機関車に興味ある人はPUMPHOUSE(ポンプハウス)蒸気機満車博物館も市内にありますよ~
https://www.kingstonpumphouse.ca/
THOUSANDS ISLAND CRUISEの出発地点
このキングストン周辺には1864もの島々が点在しているので、サウザンドアイランズと呼ばれています。
時間があったら是非行ってほしいサウザンドアイランズクルーズ🚢
クルーズも色々あって、この赤の点線は90分のコース、そして青色の点線は3時間コースとなってます。
さらに土日限定のブランチクルーズ、毎日やってるランチクルーズ、そして冬以外やってるサンセットディナークルーズ(春・秋は金土日、夏は毎日)なんかもあります。
クルーズ自体はキングストンだけでなく、ガナノクエ、ロックボートの港からも出ています。
もし車で来たりできる人は他にも乗り場があるから是非行ってみてね🚤
http://www.1000islandscruises.ca/
1度にぐるっと回ってみたい方にオススメなのが
乗り降り自由なHop On Hop Offトロリーバス。
これはとってもオススメ♡
キングストンの見どころをぐるっと約75分で回ってくれる。
公共交通機関だったら時間とか、停留場とか調べなきゃいけないけど、これだったら9カ所の見どころを効率よく回れる🚌
もちろんこの9カ所どこで降りたり乗ったりしても大丈夫。
30分間隔で運行してるから、旅行の計画も立てやすい ♪
http://www.kingstontrolley.ca/index.cfm/schedule-rates/
キングストンまでの行き方
今回はトロントの自家用車で行きましたが、トロントからはバスと電車が出ています🚌
キングストンだけじゃなくて、オタワやモントリオールとセットで行くことも出来ます。
旅行の組み立て方は自由自在!!
ここではバスと電車での行き方を紹介します。
まずはお馴染みメガバス(megabus)🚌
トロントから
金額・・・片道30~35ドル(税抜き)
所要時間・・・2時間40分~3時間
便数・・・1日平均12便。
始発は12:30AM, 6:30, 8:00, 9:30、、、とあり最終9時pm
曜日によっても違うので要注意。
オタワから
オタワからキングストンへのメガバス運航はなし。
モントリオールから
金額・・・30~35ドル
所要時間・・・3時間~3時間20分
便数・・・1日平均12便。
始発12:15AM。最終9時PM.
https://ca.megabus.com/route-guides/toronto-to-kingston-bus
グレイハウンド(Greyhound)🚌
トロントから
一応紹介しますがトロントからはオススメしません。その理由は。。。
金額・・・166.70~323.10ドル(高っ!)
所要時間・・・10時間40分~11時間!!(長っ!)
便数・・・1日1~2便。
(2便の場合)始発12:05AM-到着10:45AM。次発8:30AM-到着7:30PM。
何でこんなに所要時間かかるのかというと、トロントからオタワ経由でキングストンに向かうから。。
約10カ所停留所があるのでこんなに時間がかかります。
オタワから
料金・・・24~40ドル
所要時間・・・2時間45分
便数・・・1日1便。4時45分pm発のみ。
モントリオールから
料金・・・42.5~69.6ドル
所要時間・・・5時間半
便数・・・1日1便。2時pm発のみ。
VIA train 🚃
トロントから
金額・・・44~209ドル。(予約クラスによって異なる)
所要時間・・・2時間15分~2時間35分
便数・・・1日平均14便。始発6:40、最終19:35
オタワから
金額・・・50~154ドル
所要時間・・・約2時間
便数・・・1日10便。始発は5時半。最終18時17分。
モントリオールから
金額・・・60ドル~230ドル
所要時間・・・約2時間40分だけど、※便によっては4時間~6時間50分かかるものもあり。
始発6時10分AM、最終18時40分
https://www.viarail.ca/en/explore-our-destinations/trains/ontario-and-quebec/toronto-kingston
トロントから日帰りで充分行けちゃうキングストン。
歴史も、自然も、ギュッと詰まったこの都市は絶対オススメ!!
次の旅行の計画に是非♡
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