皆さん、元気ですかー?
だんだん日が短くなってきたトロントです。
今日の日の出の時間7:00am、日の入りの時間7:15pm。
夏が終わって秋色に変わってきてますよー♡
最近忙しくなってきて、ツアーも増えてきました。
ところで皆様、カナダでメープルシロップが有名な理由をご存知ですか?
毎回必ず聞かれるメープルシロップについて、皆さんと情報をシェアしたいと思います。
メープルシロップとは?
メープルシロップはパンケーキやワッフル、フレンチトーストなどに使われるカナダ人の必需品。
これはサトウカエデなどの樹液を濃縮した甘味料。(wikipediaより)。
プレーンのヨーグルトなんかに入れても美味しいし、私もカナダ人の義理の姉も料理にも使ってます。
砂糖を一切使ってない、樹液を煮詰めただけの自然の甘さ。
健康にも良いということで、自然の甘味料として注目されてます。
カナダのメープルシロップ産業
カナダと言えば『メープルシロップ!』と皆がイメージするほど定番のお土産。
それもそのはず、世界の71%がここカナダで作られていて、その内の91%はケベック州で作られています。
その他、私の住んでるオンタリオ州、赤毛のアンの舞台としても知られているプリンス・エドワード島、東のニューブランズウィック州やノヴァスコシア州でも作られています。
カナダでメープルシロップをビジネスにしている会社は8600社以上もあり、年間4500万kgものメープルシロップを世界に輸出しているんです。
メープルシロップの作り方
元々は北米にいた先住民によって採取され、使われていたものでしたが、この習慣はその後ヨーロッパの移民によって徐々に採取や用途が確立されていきました。
メープルシロップはメープルの木の樹液から作られますが、主に糖度の高いサトウカエデ(sugar maple)、レッドメープル、ブラックメープルから採られています。
冬前に幹と根にデンプンを蓄え、冬後半から春にかけてこのデンプンは樹液の中で糖分に変わり、糖度が上がります。
その糖度が一番増す3月~4月にかけてこの樹液は採取されているんですよー。
樹液の採取の仕方は簡単。
メープルの木に穴をあけて、そっから樹液を採ります。
穴開けた所から、バケツを吊るすこともできるし、大きな工場とかなら、チューブを入れて樹液を効率的に採取する所もあります。
我が家もやってみたけど、その時はペットボトルを使いました。量少なかったから煮詰めたらスプーン1杯分くらいにしかならんかったけど(笑)。
その年の天候、木の大きさ、年齢、コンディションによって採れる度合いが違いますが、1つの開けた穴から平均45~90リットルの樹液を採取できます。
穴を開けても、木の成長に全く影響はなく、木の健康状態が良ければ、何年も、木によっては何十年も樹液を採取できるものだってあるし、実際に100年以上樹液を採取できる長寿の木もあるんですよー。
この採取した樹液を煮詰めて煮詰めてシロップにします。
煮詰めただけで何も足してないところが人気の訳♡
樹液の中の水分を、煮詰めることによって蒸発させていきます。
樹液の中身はほとんど水分だから、1リットルのシロップを作り出すのに、40リットルの樹液が必要なんです。
でもシロップって色んな色がある。
どうして?
それは煮詰めれば煮詰めるほど色が濃くなるから。
メープルシロップのグレード
オンタリオ州で売られている全てのメープルシロップは色によってグレード分けされています。
特に小分けで売られている商品に関しては、メープルの樹液から作られたもので、糖度が66%以上を保ち、その透明度が色によってグレード分けされていなければならないという規定があります。
昔は、エキストラライト→ライト→ミディアム→アンバー→ダークの順でしたが、2015年から規定が変わり、
ゴールデン→アンバー→ダーク→ベリーダークの順にグレードが変わりました。
1.ゴールデン(Golden):透明度が75%以上
2.アンバー(Amber):透明度が50%以上~75%未満
3.ダーク(Dark):透明度が25%以上~50%未満
4.ベリーダーク(Very Dark):透明度が25%未満
どれが良い?ってよく聞かれるけど、こればっかりは好み。
スッキリあっさりしてるものが良い人はゴールデン。
日本によく売ってあって、日本人に馴染みのあるのはアンバー。
色が濃くなれば濃くなるほど、プリンの上のキャラメルみたいな味になっていきます。
どんな商品がある?
お土産屋さんにも、スーパーにも売ってるメープルシロップ。
種類も大きさも色々。
スーパーで売ってるのは、安いかもしれないけど、家庭用って感じで大きいものとか缶に入ってるものも多い。
料理に使うときはこういう缶のもいいよね♡
お土産やさんによくあるのはこの形↓
メープル型でギフトとしてあげるのにはもってこいのお品。
そして、続きましてこちら↓
私のオススメは『Emicott(エミコット)社』という所から出ているメープルシロップ。
ゴールデンもアンバーも種類豊富にあります。
瓶容器、メープル型、プラスチック容器等、お土産には最適なサイズ♡
これは買いたくてもどこでも買える訳じゃない。。。
この写真はナイアガラのOKギフトショップ。(残念ながら2020年に閉店 😥 )
そしてもう1つ私の好きなコレ↓
このチューブタイプがとても好きな私♡
軽いし、お土産にちょこっと渡すのも調度いい。
こちらも品ぞろえ豊富なナイアガラにあるお店『北極』。
アットホームで、メープルシロップも各種置いてる♡。
日本円も使えるし、日本人向けで店内とっても可愛いです。
期間限定でアイスワインチョコも販売してるからナイアガラに行く際は是非行って欲しい素敵なお店♪
メープルシロップの取っ手って何の為?
前から疑問に思っていたこの取っ手。
持つには小さすぎるし、家で保存する時に壁にかける訳でもないし。。。
でも缶とかメープル型のメープルシロップ以外の商品はほとんどこの取っ手が付いている。。。
何でーーーー!!
調べてみると、昔メープルシロップを作っていた時の保存容器は陶器だったらしい。
100%ピュアメープルはこの容器に入れられていて、平均2~3キロの重さ。
重いものだと22リットルものメープルシロップを入れる容器まであったそう。
そんな重いシロップを容器に入れて持ち運んだり、注いだりする時の為に取っ手が使われていたそうです。
時代と共に、容器はどんどん小さくなり、あんなに大きい取っ手も必要なくなったけど、当時の容器の名残を今も残しているそう。
確かに取っ手必要ないけど、デザインとして可愛いよね♡
昔の名残をそのままにしておくカナダ人の暖かさを感じたストーリーでした。
皆さんどーですか?
メープルシロップって知れば知るほど奥が深い。
皆さんも自分の口に合うとっておきのメープルシロップを見つけてね。
料理に使うのもオススメです。
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