カナダで見る赤い羽根の黒い鳥~国鳥を探せ!!~

みなさんこんにちはー。訪問ありがとうございます。

5月に入り、暖かくなってきて街で鳥を見かける機会が多くなりました。

花や木、鳥に全く詳しくない私は、見ても知らんし、聞かれても分からん。。。

でもガイドとしてはそういう訳にもいかないので、この時期よく見かける鳥と、カナダの国鳥について皆さんと情報をシェアしますよー。

 

Red winged blackbird

春になるとここオンタリオでよく見る鳥。スズメ並みに沢山飛んでるんです。

 

こんなにいるなら国鳥かな?と思うぐらい。

 

でも鳥の名前ってどうやって調べるんやろ。

 

この黒い鳥には羽に赤いマークみたいなんが入っているのが特徴。

 

そんな時はいつも現地の方に聞くようにしてます。

 

今回は旦那のママに聞いてみました。

 

草花をこよなく愛する素敵なママなら知ってるかも♡という思いはやっぱり正解。

 

『この鳥の名前はRed winged blackbirdって言うのよ♡』って教えてくれました。

 

ネーミング見たまんまやん!!!うそぉん。。って思ってたらホンマに正式名称やったし。

 

ですぐ出てきたわ。

 

知りたいのは和名。この鳥の和名はハゴロモカラス

 

色はカラスやけど、大きさはスズメ。。。よく調べるとカラスって名前付いてるけど、カラスじゃなくてスズメ目ムクドリモドキ科だそうな。

 

ムクドリモドキ科ってどんな科やねん!!って突っ込みたくなるのはうちだけか。。。うちだけ科とか作ろうかな笑。

 

ついでにこれと同じ頻度で見るもう一種類。

Robin

見た目同じぐらいで、お腹がオレンジなのが特徴。

 

こっちの人はみんなお腹赤いって言うけど絶対オレンジ。

 

このロビンはカナダ人みんな知ってる鳥で名前も短くて覚えやすい。

 

和名はコマツグミスズメ目ツグミ科だそうです。

 

これは納得。



カナダの国鳥って何なの??

カナダの国鳥が何か考える時、カナダグースルーンブルージェイというのが、頭にすぐ浮かびました。

 

いくつかそう思う理由があるので、紹介します。

カナダグース

カナダグースは国のイメージするものidentity”として考えられてきたし、その証拠にCanada Gooseという服のブランドまである。

 

めっちゃ高いけど、国をイメージするものじゃないと、ブランドカラーに持ってこないよね。

 

和名はカナダガン

ルーン

日本人にはあんまり聞きなれへん名前やと思うけど和名はアビ

 

カナダの通貨はカナダドル。

 

その1ドル硬貨に描かれているのがかのルーン。

 

可愛く呼ぶためにこっちの人はloonie(ルーニー)と呼んでます。

ブルージェイ

なぜブール―ジェイかというと答えは簡単。

 

我らがトロントブルージェイズのチームキャラクターだから。

 

トロントブルージェイズとはプロ野球チームの名前。

 

カナダに唯一あるプロ野球チーム。





正解は??

どれも違う。

 

というか国鳥が国で定められていない。

 

でも2017年で建国150周年を迎え、国木も、国の馬も、国定スポーツも国の動物も決められているのにどうして国鳥が定められていないのか。

 

450種以上の鳥がいるのに、国鳥を決めてもいいじゃないか!

 

と立ち上がったのがthe Royal Canadian Geographic Societyという団体。

 

そして立ち上げたのがThe National Bird Project

http://www.rcgs.org/programs/education/national-bird.asp

 

2015年1月、建国150周年を迎える前に国鳥を決めようというプロジェクトスタート。

 

国民が選んだ鳥にしようということで投票の仕方がオンライン

 

2016年8月31日の投票締め切りまで5万票もの票が集まり、集計&結果発表。

気になる国鳥投票1位は。。。

じらしません。投票結果ダントツの第1位は

 

GRAY JAY (カナダカケス)

 

ブルージェイズしか知らんぞって方。

 

私もグレイジェイがあるなんて知らんかった。

 

投票のトップ5は

 

Gray Jay (和名:カナダカケス)

Loon (和名:アビ)

Snowy Owl (和名:シロフクロウ)

Canada Goose (和名:カナダガン)

Black-capped chickadee(和名:アメリカコガラ)

の5つ。

http://nationalbird.canadiangeographic.ca/

国鳥に選ばれた理由

これ重要だと思う。

 

・カナダ全13州に生息していること

 

・北米に生息し主にカナダに生息していること

 

・他の鳥は各州をイメージするもので、カナダ全体をイメージできる鳥ではないこと

 

例えばルーンはオンタリオ州、シロフクロウはケベック州、アメリカコガラはニューブランズウィック州等。

 

2年前に国が決めた鳥ではなく、the Royal Canadian Geographic Society が国民投票で決めた国鳥。

 

これからどこまで浸透するか。ぜひ国が認めるまでに広まって欲しい♡

 

たまたま気になったよく見る近所の鳥から、調べに調べるとこんなオモロイ結果が♪カナダがもっと好きになりました。

 

苦手なものを調べると好きになるんやなー。

 

苦手なものほど時間かけて知ることが大事なんかも。

 

ちなみに日本の国鳥はキジやねんてー

 

と思っとったわ。。。




 

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