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【旅のトラブル】~入国審査でのトラブル~

過去の海外添乗で、入国審査でのトラブルをまとめてみました。 トラブル自体避けたいけど、入国審査でのトラブルはもっと避けたい 😥 通常手伝いに行けないから。。。 色々あったんだけど、国ごとに分けてみました~ 入国トラブル【アメリカ編】 4年ほど前のカナダ&アメリカ縦断ツアー。   初日は、日本からアメリカ経由でカナダのカルガリーに行く行程。   アメリカでの乗り継ぎ時間は十分ある。   入国審査を終えて、ターンテーブルで各自荷物取って集合予定だったけど、男性一人参加の方がまだ来ない。   待てど暮らせど来ない。。。   先に行ってしまったかなと思ったけど、彼のスーツケースはまだここにあるから、入国審査から出てきてない模様。。。   そして、あんなにあった乗り継ぎ時間も迫ってきたので、会社に電話。   このままだと全員乗り継げない。   乗り継ぎ時間が迫る中、会社とあとどれぐらい待つか、相談してる時、その一人参加の方が来た!!   大丈夫だったのかと聞くと、別室に連れて行かれていたそう。。   何故かって?   シリアへの渡航歴があったから。   この方、以前にシリア・ヨルダンのツアーに参加したことがあるらしく、テロが多発しているシリアへの渡航歴が、アメリカの入国に引っかかった。   この方70代前半の男性だけど、助かったのは、彼が英語が話せたこと。   このお客さん曰く、別室では、   ●何でシリアに行ったんだ ●お前はテロリストじゃないか   とか色々尋問を受けたらしい。   そして、別室に連れて行かれて暫く経った後、このお客さんが入国係官に、   『こんな70代のじじーの俺がテロリストなんて効率悪すぎるし、何の戦力にもならなんでしょ!!』   って言ったら、入国係官が   『んー確かに。ハハハ』   って言って入国させてくれたらしい(笑)   これ言えたお客さんが凄いわ。   調べると、   2016年1月21日に公表された、アメリカのビザ免除プログラムの改定及びテロリスト渡航防止法の施行により、ビザ免除プログラム参加国の国籍を有する方であっても、2011年3月1日以降に、一定の国(2016年11月4日現在、イラン、イラク、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメン)への渡航歴がある方は、ESTAによるアメリカへの渡航が認められず、渡航前にアメリカ大使館へビザ申請を行うよう義務づけられました。(IMSブログより)   とあります。   シリアに添乗経験がある添乗員も、アメリカ大使館にビザ申請の面接に行ってました。   行かないと、アメリカの入国も乗り継ぎも出来ないしね。   別室に連れて行かれるってだけでビビるよね。 入国トラブル【カンボジア編】 9年前のカンボジアへ行くツアー。   私にしてはすごく珍しいクルーズのツアー。   シンガポールで船を下りて、カンボジアに飛行機で飛び、数日滞在し観光が終わったら、飛行機でフィリピンに飛び、船に合流するという日程だった。🚢✈✈🚢   お客さんの数90名&添乗員2人。   シンガポール出国までは、何のトラブルも無かったのに、トラブルが起きたのはカンボジアに着いてから。   ここ数年でカンボジアの空港は新しく綺麗になったけど、以前はめっちゃ小さい空港で、ターンテーブルも2個くらいしかないような所。   カンボジアの入国で必要なものは、   パスポート、出入国カード、ビザの3点。   お客さんは全員この必要書類を持っていて、出入国カードも旅行会社が予め用意した物をお客さんに配っていたので、後は入国するだけ。   90名もいるお客さんを誘導する為、誰よりも先に飛行機から降りて、ダッシュで入国審査に向かった私。   そして3点セットを出して、入国審査を受けたら、入国係官に言われた一言↓   『昨日から出入国カードのフォームが新しくなったから、書き直して戻ってきて下さい』   は??   私『私添乗員で、今から90名以上同じこの出入国カード持ったお客さんが来るんですけど、全員書き直しですか?』   入国係官『はい。全員書き直しです。』 えーーーーーーー。。。   マジでどうしよう。。。   私にとっては簡単な記入作業だけど、簡単に書けない人もいる。   しかも90人。。。   飛行機から降りてきた人に、順番に   『出入国カードのフォームが昨日から新しくなったそうなので、全員書き直しです。書いた人から順番に入国審査を受けて、ターンテーブルで待ってて下さい。書くのが不安な方はお手伝いしますので、この辺に居て下さい』   と伝えました。何度も言うようですが、お客さんの数90人。   お客さん一斉に質問してくるし、途中で出入国カードの用紙足りなくなるし、何で自分で書かなければいけないんだと怒鳴ってくる人いるし、小さい空港内大パニック 😥…

【旅のトラブル】現地ガイド編②

前回、旅のトラブルガイド編をお伝えしました。 今回は前回に引き続き旅のトラブル・ガイド編パート2でお伝えします。 今思い返しても色んなことが起こったなーとしみじみ。。。 過去のガイドさんとの思い出をどうぞ♡ 喧嘩腰のガイド オランダ・アムステルダムでの観光。(←またオランダ)   その日の観光は、午後国立美術館と、ゴッホ美術館とを両方回るコース。   バスで近くまで行き、ガイドと会ったら『取りあえず時間がない』とイライラモード。   確かに午後から両方回るにはゆっくりは出来ないけど、時間はある。   ガイドにマイクを渡して、国立美術館までの道中、信じられない速さで道を先行くガイド。   私でも小走りになるくらいやのに、お客さんが付いていくのは無理。   ガイドを見失わないように気を付けつつ、数ある横断歩道でお客さんの数を数えながらケア。   歩いて5分も経たない内に、   『歩くの早すぎ。こんな人ごみの中このスピードはおかしい。しかもガイドは振り返りもせんし。』   とお客さんが言い出す。   確かに。   このままじゃ全体の雰囲気も悪くなるし、何とかゆっくり歩いてもらわなきゃ。。。   ツンツンしてるガイドの機嫌を損なわず、かつお客さんの要望を伝える方法。。。   顔芸+下手(したて)にでる。   これが一番。   添乗員1年目の時に、マスターした顔芸 ☺ 。   私の同期はみんな出来る(笑)   顔芸ってどんなん?って思われると思いますが、簡単に説明すると、   相手がこれ以上物が言えなくなるほど申し訳ない顔をすること。 この顔しつつ、こちらの要望を伝える。   この顔されたら、相手は、仕方ないなとか、いやそんな謝らなくてもってなる。   てことで、ガイドさんに   『あのーすみませーんガイドさん。。。もうちょーーーーっとだけ歩くスピードを落としてもらうことは出来ますか 😥 (顔芸したまま)』   って言うたら、   『え?良いですけど、じゃあ時間ないんで国立美術館内は全部私の説明なしに、フリータタイムにしますか?』※通常のツアーは半分ガイドと一緒に有名所の絵を鑑賞して、残りの時間をフリータイム。   怖。   ちゃうねん。ちゃうねん。そういう事ちゃうねん。   ただ、ゆっくり歩いてほしいだけ。   さっきよりペースを落として歩いてくれたけど、国立美術館の、有名所の絵がある階に着いた時には、お客さんはもうヘロヘロ。←まだ絵を見る前(笑)   1人のお客さんが勇気を出して(皆を代表して言ってくれた感じ)、   『ガイドさん、ゆっくり歩いてもらえませんか?』   と言ってくれた。   そしてら、   『ガイド止めましょうか?皆さん個人で見ますか?』   喧嘩腰。。。   全員凍り付く。。。。   あかん。この空気。   なのですぐ顔芸しながらガイドさんに、   『いや、あのーすみません。全員で一緒に有名所回って、その後解散でお願いします』   と言ったら   『分かりました』   と言ってくれたのでツアー再開。。。   ガイドの発言にムッとしてたお客さん多かったけど、それを挽回したのが数々の素晴らしい絵画と、それを分かりやすく画家目線で説明してくれるガイドの知識量。   圧巻。   怖いガイドやったけど、フリータイム中に一緒にお茶したら、めっちゃ良い人やったし。(年も私と同じくらい)。   結局話を詰めて見ると、ガイドがゴッホ美術館の閉館時間を勘違いしとったということが判明。   18時閉館やのに、17時と思ってたらしい。   何で事前に調べてないのよ 😥   そりゃあのスピードになるわ。   そして国立美術館後のゴッホ美術館はゆっくり見て回れました 🙂 ガイドに怒られる イタリアのフィレンツェでのツアー。  …