英語にも“遠回しに言う”“明言を避ける”っていう表現があります。
今回は、そのフレーズを紹介します。
イディオムって覚えにくいけど、そのイディオムの起源から知れば、めっちゃ簡単。
“遠回しに言う”っていう英語
beat around the bush
又は
beat about the bush
と言います。
分解すると、
●beat…叩く、打つ、打ち負かす
●around…周り、~のあたり
●the bush…低木、茂み、木
直訳すると、
茂みの周りを、たたく
これは、直訳ですが、これが“遠回しに言う”という表現になります。
何で??(笑)覚えにくい。。。
それは起源から見て見ましょう。
起源
1572年にまで遡りますが、中世の時代、ヨーロッパでは上流階級の人たちがハンティング(狩り)を楽しんでいました。
でも、上流階級の人たちは、狩りをする為に、自ら森や茂みの中に入って行こうとはしませんでした。(野生動物がいて危険を伴うから)
そこで、茂みに隠れている野生動物をおびき出す為に、使用人を使ったり、人を雇ったりしました。
野生動物は隠れていた姿を見せますが、動物たちも自らの身を守るために歯や爪で威嚇してきてとても危険。。。
危険を回避する為、使用人達は直接茂みに行くのを止め、茂みの外で棒や枝を使って音を出したり、突いたりして、隠れていた動物をおびき出しました。
同じことが、バードハンティングにも使われていたんです。
茂みから、音を出したり、突いたりすると、鳥は飛んで逃げ、その飛んだ鳥をハンターが狙ったり、仕掛けていた網で捕まえたりしていました。
獲物をゲットする為に間接的(直接じゃない)に、近づくことが、この“遠回しに言う”という表現のbeat around the bushに繋がっています。
なので、さっき直訳した
茂みの周りを、たたく
が、“遠回しいう”という表現に変わります。
起源から理解すると覚えやすいですね 🙂
使用例
では、どうやって使うのか、いくつか例を出して見ましょう。
Don’t beat around the bush.
遠回しに言うのは止めて。
I try to beat around the bush to my friend because if I say that directly, she might get hurt.
直接言ったら、彼女が傷つくかもしれないので、遠回しに言うようにしている。
こんな感じで青色の部分全部が動詞として使うことが出来ます。
ちなみに、beatの過去形もbeat。
字幕にも
昔からそうだけど、新しく覚えた単語やイディオムは 不思議とたまたまその後出てくる。
昔から好きな韓国ドラマ。
日本にいる時は、親と韓国語音声&日本語字幕で見ていました。
カナダでは、最近ネットフリックスで映画やらドラマやら見てます。
英語音声なら理解できるけど、カナダで見るネットフリックスの韓国ドラマは韓国語音声&英語字幕。
字幕が早すぎて付いていくのに必死(笑)
そして遅ればせながら見ている『愛の不時着』。
英語のタイトルは『Crush Landing on you』。
そして、そこで出てきましたこのフレーズ!
You keep beating around the bush.
お前、遠回しに言い続けてるぞ!
たまたま習ったこの表現が、字幕に出ていました。
きっと知らなかったら、意味が分からんかったでしょう(笑)
いつどこで目にするか耳にするか分からん英単語。
覚えたら確実に習得しましょう 🙂
私も覚えるためにメモ書きしたり、ブログで紹介したりしてますしてます。
皆様のなるほどに繋がりますように♡
さて、気になる続きを見てきます♪
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